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⑩兵庫県大身谷銀山富盛脈 高品位帯状銀黒鉱(1.38Kg)
本品の黒色部は微粒の銀鉱物、細粒の方鉛鉱、閃亜鉛鉱が濃集した高品位の帯状銀黒が乳白色石英中に数本平行に発達します(2枚目写真)。本品片面は銀黒の帯面に沿って割れたため銀黒が面全体に露出しています(1枚目写真)。銀黒帯の厚さは数㎜~10㎜で微粒銀鉱物などの金属鉱物が密集した非常に高品位の銀黒です(123枚目写真)。石英脈の所々にガマが発達し小水晶が結晶しています(2,3枚目写真)。
銀鉱物は微粒のため肉眼での識別は困難ですが、輝銀鉱に加えて、ピアス鉱、脆安銀鉱などを含むと思われます(1枚目写真)。
出品の鉱石は富盛脈露頭線が通る山中での採集品です。標高667m無名ピーク南東200mの尾根を富盛脈中央部の露頭線が横切り、この付近の尾根東側急斜面には鉱脈露頭が自然の浸食作用で崩壊した石英脈塊が土中に存在し、稀に本品のような高品位銀黒を伴います。
大身谷銀山は兵庫県中央部、県道6号線富士野峠付近に位置する中規模銀山です。銀の灰吹き精練カラミが山中に散在することから、江戸時代以前に採掘されていた銀山ですが、記録や伝承が無く、歴史的詳細は不明です。古生代粘板岩や輝緑岩中に胚胎する2つの鉱脈群(西側大身谷最上流の大立鉱脈群と東側富士野トンネル南方の富盛鉱脈群)からなり、近代の採掘は大立脈で明治5年~昭和18年、富盛脈で昭和36年~58年に行われました。大立脈で昭和12-18年に生産された手選上鉱2200tの平均品位はAu16g/t、Ag1500-1600g/t、富盛脈で昭和36-58年に生産された215000tの鉱石平均品位はAu1.8g/t、Ag372g/tとの記録があります。
これまでに報告されている銀鉱物は以下の通りです;
富盛脈:輝銀鉱、自然銀、濃紅銀鉱、エレクトラム、ピアス鉱、脆安銀鉱、カンフィルド鉱、銀黄鉄鉱
大立脈:輝銀鉱、自然銀、濃紅銀鉱、アグイラ鉱、ピアス鉱、ポリバス鉱
これらに加えて、場所により多量の黄鉄鉱、方鉛鉱、閃亜鉛鉱、黄銅鉱を伴います。
発送時期・送料について:
今回の金銀鉱出品は2017年1月末まで行います。
原則お取り置きし、1月末に定形外またはゆうパック便にてまとめてお送りします。 お急ぎの場合は即時発送しますので、ご連絡ください。
いずれの場合でも、3個以上同時発送の場合、送料は出品者負担とさせて頂きます。
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